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ダウ理論とは?

ダウ理論とはチャールズ・ダウという有名な証券アナリストが生み出した理論で、今もなお多くのトレーダーが愛用しています。ただ、相場というのは何が起こるかわからないので、ダウ理論だけで勝てるほど甘くありません。それでも、ダウ理論を利用することによって、相場で利益を出せる回数が増えるので、ダウ理論を知っておいて損はありません。

ダウ理論ってなんぞや。

ダウ理論を語るときには以下の文言がよく言われています。

★平均はすべての事象を織り込む
★トレンドには3種類ある
★主要トレンドは3段階からなる
★平均は相互に確認される必要がある
★トレンドは出来高でも確認されなければならない
★トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する

この6つの文言葉をきいただけでは、いったいなんのこっちゃという事になります。僕自身もこの文言をみたとき、何を言っているのか全く理解できませんでした。

今回はこれら6つの文言がどういう意味をなしているのかについて説明していきます。

平均はすべての事象を織り込む。

この文言の言いたいことは、チャートに相場のすべてがあるということ。これに関して、自分が思うのは突然の出来事で、為替はありえない動きをするので、今現在のチャートを信用しすぎない事が大事だと思いますし、あまりテクニカルにこだわりすぎると変化が激しい相場に対応できずにロスカットになってしまう。

ダウ理論とかOOをテクニカルとか気にする必要なんてなくて、相場は結果的には一方通行に大きく動くので、相場の流れに乗っておけばOK.ただこれだけなのに、ダウ理論がああというのに惑わされて、相場の流れに逆らうポジションを取って大損ぶっこいている人がたくさんいます。要するに退場したくないならば、テクニカルに惑わさられることなく、大きい流れで相場を見ろということになります。

後、相場で生き残ろうと思ったら、流れに乗るだけでなく、損切りや枚数管理がかなり重要になってくるということも決して忘れてはいけません。

トレンドには3種類ある

ダウ理論には3つの種類のトレンドがあると提唱しています。

★主要トレンド→単年から数年に渡る大きなトレンド

★二次トレンド→数ヶ月単位の期間で発生するトレンド

★小トレンド→一ヶ月以内の期間で発生するトレンド。

相場では、上記3つのトレンドが発生するので、これらのトレンドに上手くのって利益を生み出せということ。現に相場では、必ずトレンドが発生して一方面に大きく走り出すので、トレンドが発生した方向にポジションをとれば、必ず利益を生み出すことができます。このダウ理論を知っているか知っていないかでトレード成績が大きく変わってくるので絶対に理解しておきたい。

主要トレンドは3段階からなる

ダウ理論において、トレンドは先行期、追随期、利食い期の3つで構成される。

現にトレンドを大きく動かす出来事が発表された直後の先行機では2円から3円ほどしか動きませんが、追随機に入ると短期間で、5円から6円の値幅で一方通行に大きく動きます。そして、10円ほど動いたあとに、利食い期に入り、2円から3円の値幅で相場が下落します。

大きなトレンドになりうるFXでイベントはユーロ円の利下げや、アメリカ大統領就任、戦争、イギリスのEU離脱などの、国の政治に直結するもの。これらのイベンドは軽く10円以上為替が動くので、先行期で二円ほど大きく動いたら、大きく動いた方向へ順張りすることで、、追随期の5円から6円の値幅を取る事ができます。最後に利食い期が訪れたら、天井付近で逆張りをかませば、爆益間違い無し。

平均は相互に確認される必要がある

この相互は工業株価と運輸株価のことであり、工業株価がよければ、運輸株価も追従して上昇する。当然、運輸株価が悪ければ、工業株価も悪化するということもあります。

FXの場合だと、ダウ平均株価がいいと、ダウにつられてドル円が上昇していく。当然、ダウ平均株価が悪いと、ドル円もダウにつられて下落していく。このように捉えておけばOK.

ただ、FXでは、突然なにが起こるのかわからないので、ダウがよくてもドル円が上がらないということもある。

トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する

このダウ理論をしっておくことで、天井をとったり、トレンドにうまいこと乗ることに成功して、相場で大きな利益を生むことが可能になってきます。

トレンドは一度発生して大きく走り出した後に、前回の天井をぶち抜くと更に大きく走り出します。この場合は、大きなトレンドが発生することになるので、ひたすら順張りを繰り返すだけで相場で勝てます。相場が、高値をどんどん更新していくときに、以前の最高値を更新できないと天井をうち、トレンドが終焉を迎えます。この場合は、順張り思考から逆張り思考に変化させることが重要になってきます。

明確な転換シグナルが発生するというのが、前回の高値を超えられずに天井を売った場面を指します。

ダウ理論だけに気を取られてトレードをするのは危険。

FX初心者のときは、トレンドの発生はチャートを見ておけばOKだと思い込みますが、トレンドの発生時は何かしらの経済指標や経済ニュースがきっかけになっていることがほとんど。そのため、相場で明確なトレンドの転換期を知るためには、経済ニュースや経済指標をチェックしておくことが大事。後、トレンドが発生する前に、トレンド方向にポジションを取れれば、爆発的な利益が見込めるので、トレンドが発生する前に、相場の動きを予想してポジションを取るのもあり。

極論、ダウ理論を使わなくてもトレードで勝てる。

経済指標や現在の経済状況から円安や円高に動くのかを予想して、少ない枚数でポジションを取るだけでも普通に勝てるし、ダウ理論に囚われすぎて、チャートしかみていないと、突然の為替変動に対応でいないという欠点がある。結局、OOテクニカルとかOO手法とか知らなくても、ポジションを取る方向性さえ間違わなければ、相場で負けることなんてなんだよね。

ダウ理論を使ったからと行ってトレードの勝率が100%を超えるわけではないので、ダウ理論をマスターしても損切りやリスク管理ができなければ、100%相場から退場するということを忘れてはいけない。

ダウ理論でよく言われる騙し上げという言葉。

自分の場合、経済指標を無視して、ダウ理論をつかってチャートしかみないでトレードしていたときは、だま仕上げに騙されて大損をぶっこいたことがあります。なぜ大損ぶっこいたかについては指標が悪いのに、騙しあげに騙されてロングポジションをとってしまったから。この失敗を経験したお陰で、騙しあげで短期間で上げていても、経済指標が悪い場合は相場を上げ続けることが不可能になり、一気に相場が下落するということを知ることができた。

個人的な見解になりますが、相場において経済指標の結果や経済ニュースこそがトレンドを決める原因になるので、指標は無風と思い込みんだりしてはならない。今は指標は無風ですが、数時間後に、指標の結果の方向に大きく為替が大きく動き出すということがよく起こるという現実が頻発しますからね。

一番いいのは、ダウ理論とファンダメンタルズ分析を組み合わせること。

ダウ理論だけでは、相場の動きを完全に予想することができない。この事実をしっかりと受け止めて、ダウ理論とファンダメンタルズ分析も併用すれば相場の勝率が大きく跳ね上がること間違い無し。

ダウ理論のトレンドには3種類ある、主要トレンドは3段階からなる、トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続するの理論と、ファンダメンタルズを併用することによって、トレンドの方向性もわかり、為替がどこまで動くのかということもわかるので、利益確定や、逆張りの勝率を上昇させることができる。それがわかっても、損切りできなかったり、レバレッジ管理できないと退場するのがFXだということを忘れてはいけない。

最後に、

ダウ理論だけで相場に勝てるほど甘くないので、ファンダメンタルズ分析も利用していきましょう。