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リスクオン・リスクオフって何?

リスクオン・リスクオフは為替で大きな変動が起こるときに投資家の間でよく囁かれる言葉。最近では、アベノミクス相場やトランプ相場が訪れて、投資家がリスクオンの行動を取り、円が売られて円安になっています。

1.リスクオンになると、投資家はリスクを取ってスワップ金利が高い通貨を買い始めます。その代わりに、金利が低い安全通貨のドルや円が売られます。ちなみに、リスクオンが来たなあと思ったら、相場の流れに乗って順張りをしていきましょう。

2.リスクオフになると、投資家は比較的危険度が低いとされるドルや円を買い始めます。その代わりに危険度が高く金利が高い通貨をうりはじめます。ちなみにリスクオフが来たなと思ったら、相場の流れに乗ってトレードをしよう。

経済が悪化する出来事が起こると投資家の心理はリスクオフになり、危険度が高いとされる新興国通貨を購入しなくなり、昔からある安全度が高い通貨であるドルや円を購入するようになります。ただ、安全度が高い通貨でも、値動きが激しいときがあるので、ポジションを取るときには細心の注意を払いましょう。

経済指標がよく、景気がいいときには、投資家の心理はリスクオンになり、危険度が高く、リターンが大きいとされる新興国通貨を購入し始めて、安全度が高く、リターンが少ないドルや円を売りはじめます。リスクオンが発動すると、新興国通貨の値動きが激しくなり、儲けるチャンスが到来します。

リスクオフのときになったら、ドル円が買われると思っておけばOK。後、リスクオンがきたなあと察知したらドル円を売るようにしましょう。

FXはでトレードするときに、リスクオンやリスクオフを気にしすぎずに、相場走っている方向に素直に順張りしていこう。あまり、難しく考えずに、シンプルに流れに乗ることが相場で勝つコツ。一番注意しなければいけないことは、リスクオンになるだろうとかリスクオフになるだろうと先読みして、相場の流れに乗らずに逆張りすると大損をぶっこくことになるので、気をつけましょう。

* リスクオンのときに売られる通貨だから安全というわけではない。

リスクオンのときに売られるスイスフランはあまり変動もなく、安全な通貨だと言われていましたが、スイスショックで一度に20円以上動き、投資家に襲いかかった過去があります。そのため、安全通貨のスイス・フランはあまり動かないと決めつけるのは危険。後、相場というのは普段値動きが動かない通貨でも突然何かの出来事がきっかけで大きく動くので、注意が必要です。

* リスクオンのときに買われる通貨について。

1.リスクオンのときに買われるポンド円なんかはスワップ金利も高く、値動きも激しく、予想するのが鬼のように難しい通貨。そのため、儲けるときの金額はでかいが損するための金額もでかい。まさにリスクの塊のような通貨。

2.ユーロ円もリスクオンのときに買われる通貨だけあって、一日に2円動くことが多い通貨。そのため、ユーロはドル円以上に気を引き締めてトレードしないと大損をぶっこくことに。後、大きな出来事があるときには、ユーロ円は一日5円動くので、かなり危険。

3.南アフリカランド円は変動はすくないですが、予測ができない通貨なので、ポジらないほうがいい。まさになんで動いているのか説明できるトレーダーはいるのかと思わせてくれる通貨。自分の場合、この通貨はポジらないですね。

4.カナダドルスワップ金利がかなり高いので、スワップ目的のために買うのもあり。後、通貨の変動もあまり大きくないので、危険度が低い通貨と言える。ただ、カナダ・ドルの予想はしづらいのが、難点。

5.NZドルはスワップ金利がとても高く、スワップ目的で所有する人が多い通貨とされています。ただ、ドル円と比べると動きの予想がかなり難しいので、リスクが高い通貨なのはいうまでもない。

6.オーストラリアドルスワップ金利が高く、値動きも荒くないので、スワップ目的で所有するのがおすすめ。ただ、スワップ目的で所有するときはレバレッジを抑える必要がある。

* リスクオン・リスクオフという概念にとらわれずにトレードをしていこう。

最近の相場は、リスクオン相場なのに、突然円安方面に走るわけではなく、円高に大きく走ることがあります。そのため、リスクオンだからロングポジションを持ってしまうと痛い目にあいかねません。相場で痛い目に合いたくないならば、絶対にそうなるだろうと決めつけることだけはやめましょう。

最近の相場で一番エゲツなかったのは、トランプ大統領就任の失望感で、ドル円が一時的落ちて円高になるかと思いきや、トランプ大統領なら世界を変えてくれるという期待感から一気に円安方向にドル円が走り出した相場。こういう失望が期待に変わる相場で、リスクオンやリスクオフの思考は通用しないので注意が必要。